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ラングドック地方とルーション地方 (2007)

2003年以降ラングドック・ルーション地方は偉大なヴィンテージが続いており、2007年も明らかにその一部に数えられます。ルーション地方では何人かは素晴らしいヴィンテージだと言っていますが、この年のルーション地方は降水量が例年より大きく下回っていた為、とりわけ乾燥した年になりました。

ラングドック地方から2007年の気候概要を見ていきましょう。
秋の時点で既にシーズン平均降水量80mmとラングドック地方では非常に稀な程乾燥しており、気温も例年を下回りました。2006〜2007年のラングドック地方の冬は氷点下を下回らないなど穏やかで、降水量に関しても冬の間30日も小雨が降ったにもかかわらず少なく穏やかなシーズンでした。
このような天候から生産者たちはブドウの収量が減少してしまう事を恐れます。

4月と5月には生育サイクルを取り戻す程の雨が降ったのに加え、穏やかな天候だったにも関わらず、生産者たちは春に地中の水分が補填されたとは言えませんでした。
夏はたった12日間しか雨が降らなかった為非常に乾燥しており、旱魃が発生。しかしブドウは力強くこの環境にうまく適応します。生産者達もこの状況に適応しなければならず、うまく適応できた生産者の赤、白ワインは偉大なワインとなりました。

ルーション地方もラングドック地方同様に旱魃の被害に遭いましたがラングドック地方に比べてより暴力的で、多くの生産者たちはこのように硬くなった土壌では働く事が出来ないと訴えています。 ルーション地方の秋は通常雨が強くふりますがこの年はそれがなく、引き続き冬も乾燥したシーズンになりました。その後春に降った雨は夏の雨と合わさって凝縮したすばらしいブドウの生育を手伝います。勿論この年の収量は減少していますが偉大な品質を持っており、2007年のルーション地方は素晴らしいワインが出来ています。

[参照元: www.vin-vigne.com]